Shinobi

© Gravity Co., Ltd. & Lee MyoungJin(studio DTDS). All rights reserved. © GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

プチフリーズ回避(LPM+SysMainの無効化)

・PCが時に数秒~数十秒フリーズする人向けの記事です。

 

プチフリーズとは

 

SSDには省電力モード(電力制御機能)が搭載されています。

 

これがオンラインゲームと非常に相性が悪く、一定時間ストレージへのアクセスがないことによりOS(Windows)から電源供給の停止をPCに送り、SSDが一時的に省電力モードに移行します。これにより数秒~数十秒PCが止まる事があります。

 

ROでも低頻度ですが、このプチフリーズ現象が私のPCにも起こっていました。

この設定を施した事により、解消されました。

 

 

この現象は主にSATA接続されたストレージの省電力機能が原因で起こります。

「LPM(Link Power Management)」が有効化されている場合、SSDが省電力モードに移行することで、SSDの動作が一時的に止まり、プチフリーズなどの不具合が起こります。

 

 

メリット

 ・稀に起きるプチフリーズの解消

デメリット

 ・SSDへの負荷が上がる為、耐用年数に影響する

 

プチフリの解消には「LPM」(Link Power Management)機能を無効化するのが、根本的な対処法となります。
そのためにはレジストリの設定を変更し、電源オプションでLPMの設定を変更しましょう。以下の手順に従って、レジストリの設定変更を進めましょう。

なおレジストリに不適切な変更を加えると、PCがまれに動作しなくなることもあります。設定ミスなどには十二分に注意してください。

 

設定方法(LPM無効化)

 Win+Rキーで「 regedit 」と入力。

 レジストリエディタが開いたら以下の様に展開します。

 

HKEY_LOCAL_MACHINE→System→CurrentControlSet→Control→


Power→PowerSettings→先頭が[0012]で始まるフォルダ→先頭が[0b2d]で始まるフォルダ→

 

[0b2d]フォルダ内にあるAttributesの項目にカーソルを合わせて右クリックをして修正で左クリックします。数値に 0 を入力します。OKをクリック。

これで、コントロールパネルの電源オプションに「AHCI Link Power Management-HIPM/DIPM」が表示されるようになります。

 

(画像では既に修正済みなので表示は0x00000000(0)と表示されています。)

 

レジストリエディタを閉じてスタートボタンを押してメニューを表示。

Windows システム ツールを展開して、コントロールパネルをクリックします。

 

表示方法を大きいアイコンに変更します。

電源オプションをクリック。

 

プラン設定の変更をクリックします。

 

 

詳細な電源設定の変更をクリックします。

 

AHCI~~~の左側にある⊕をクリックします。

バッテリ駆動:Active に変更。OKをクリックします。

 

 

これでLPMをオフに出来ます。

 

プチフリーズの原因の大半はLPM問題に起因していますが、SysMain(旧Superfetch)が原因になっていることもあります。SysMain(旧Superfetch)が原因で、SSDやHDDなどのストレージの使用率が100%に張り付いて、パフォーマンスが低下したりすることがあります。

LPMの無効化でもプチフリが改善しない場合は、SysMainも無効化しておきましょう。

 

Windows10でのSysMainの無効化方法は以下の通りです。

 

設定方法(SysMain無効化)

スタートメニューを開いてWindows管理ツールを展開。

サービスをクリックします。

 

 

 

一覧が表示されるのでSysMainをダブルクリックします。

 

スタートアップの種類を自動→無効に変更します。

サービスの状態が実行中であれば停止をクリックします。

OKをクリックします。

 

PCを再起動するとSysMainを無効化できます。